お酢についてお伝えします。お酢の主成分は酢酸やクエン酸、グルコン酸などになります。酢酸やクエン酸は乳酸を燃焼させ、クエン酸の回路の働きをサポートします。そのため疲労回復には大きな効果を発揮します。酢に含まれているアミノ酸などは、血液をサラサラにし血行をよくする力があります。
酢に含まれるアミノ酸には、殺菌力もあり、免疫力を上げる働きもあります。カルシウムやマグネシウムの吸収を助けることもあります。さらに食欲を増進させる働きもあります。このように、酢は種類によって含まれる成分が異なっており、味わいや色、風味などがさまざまに異なっています。
とくにくろ酢は、玄米を原料にしており、たんぱく質の成分であるアミノ酸や、ミネラル類が豊富に含まれており、疲労回復の原動力となっています。人は疲れてしまうと乳酸と呼ばれる疲労物質が体内に蓄積するようになります。代謝の機能が落ちてくると、乳酸が増え始め、疲労してくるようになります。乳酸が分解されることによって疲労が回復してくるようになります。
お酢は糖分とともに摂取することにより、グリコーゲンを蓄積し、お酢と糖分が一緒になって疲労回復へと繋がるようになるといわれています。また、ともに摂取すると良いものとして、ビタミンB1も挙げられています。豚肉やレバーに多く含まれているビタミンですが、お酢と糖分とともに摂取すると良く、効果的に疲労回復を行うことが可能です。
酢豚や甘酢あんかけなどはその代表例で、疲労回復の代表的な食べ物だといえるでしょう。お酢に含まれる有機酸は、糖分やビタミンB1とともに摂取することによって、疲労回復への相乗効果が生まれます。血行促進や免疫力アップの期待もできますので、ぜひみなさんもこのお酢のパワーを感じてほしいと思います。
お酢の食欲増進の効果についてお伝えします。お酢は料理のなかで、一番初めに食べることをお勧めします。それは、お酢のきいた料理を始めに摂ることによって、食欲が増進するからです。お酢の食べ物を摂ることによって唾液がたくさん分泌されます。そして酸味が味覚などを刺激して、食欲を増進させていきます。胃液の分泌を促す作用も施してくれます。