あか味噌についてお伝えします。赤みその原料は大豆、塩、水、麹です。白みそとの違いはその製法の違いによるものなのです。大豆を蒸すことで醗酵中に大豆のアミノ酸が糖と反応して、あの独特の濃い色あいになるのです。アミノ酸と糖が反応して茶褐色になることをメイラード反応といいます。
アミノ酸と糖が反応して茶褐色になることをメイラード反応といいますが、その反応によって生み出されたメラノイジンという成分は肌や体の老化を防ぐ働きがあります。アンチエイジングに効果があります。あか味噌には、健康促進、老化の予防、美容効果などの多くの効果があります。良いことづくめの調味料といえるでしょう。
あか味噌の味についてはどうでしょうか。白みそに比べてしょっぱい味がします。作られる地方によってさまざまな味がありますね。米から作られた甘い味噌、辛い味噌などがあります。あか味噌の味は熟成期間が長いためコクがありしょっぱいです。関東で作られるものは5-7%。中部地方では10-12%の濃度が多いです。
東海地方などの文化圏では、味噌に関連した食べ物も多いです。味噌カツ、味噌煮込みうどん、おでん、鍋料理など多くのあか味噌を使った料理があります。おでんに味噌をつけて食べるのではなく、味噌で煮込む調理法です。
大豆はたんぱく質や大豆イソフラボンが多く入っています。長い熟成させた赤味噌は、ビタミン、ミネラル、メラノイジンが多く含まれています。健康な体を作り、老化防止、美肌効果も優れているといった優秀な食べ物といえるでしょう
味噌は加熱すると甘味や香りが飛んでしまうように思われますが、赤味噌は逆に煮込むとうま味とコクが増してきます。そのため、おでん、うどんなどに使われて調理されます。豆腐、大根、焼きおにぎり、野菜などさまざまな材料の調味料としてご使用ください。ぜひこの機会に赤味噌をご賞味いただきたいと思います。